うつ症状と鍼灸

鍼灸・色彩

おはようございます。もりさき鍼灸治療院です。
今回は、うつ症状と鍼灸治療についてお話します。

うつ病とうつ症状は違います。

うつ症状とは、気分が落ち込み、やる気が出ないなどの精神的な症状から、眠れない、疲れやすくなるといった身体的な症状まで様々な症状を引き起こします。
こういう症状は、みなさん一度は体験したことがあるのではないでしょうか。
このような症状は、普段は自然と回復するか、悩みや問題が解決すれば治るといったことが多いのですが、一向に症状が改善しないことがある場合もあります。
このような状態は、うつ病と言われることが多いですが、実はうつ症状は脳疲労が原因で起こっていることが多いのです。

脳疲労とは、名前の通り、脳に疲労が蓄積した状態

脳疲労の原因は、酸欠状態だとか血行が悪くなることなんです。
ちなみに脳の酸欠は、呼吸が浅いことが原因です。
日ごろから多忙になりがちで睡眠時間が短い、常に身体が戦闘モード(交感神経優位)になっている方は、無意識のうちに呼吸数が少なくなりがちです。
日ごろのストレスや不安がたまっている方も、無意識のうちに呼吸が浅くなります。
ため息を吐くときやあくびをするときは、呼吸が浅い状態の表れです。このような積み重ねで、脳疲労が起こり体のだるさや眠気が起こるというわけです。

このような脳疲労は、鍼灸治療が効果を出します。

東洋医学では、ため息やあくびが多く出るときは、肝気鬱結や気血両虚といった診断をし、ストレスを解消するツボや気力を上げるツボなどを使い整えていきます。
鍼が与える微弱な刺激は副交感神経を刺激し、リラックス効果が高まり、凝り固まった筋肉をほぐすというわけです。
このようにうつ症状と脳の疲労は深く関係しており、こういった症状を改善することも鍼灸は可能なのです。

治療に行く時間がないという方へ

仕事が忙しく治療に行く時間が取れないという方もいると思います。
そういうときは、自発的に深呼吸をしたり、瞑想を行うだけでも、十分スッキリします。
よく言われる昼休みの短時間の睡眠だけでも症状は軽減します。目をつぶるだけでもいいですよ。
日ごろの心がけが、脳の疲労を回復させますので、蓄積しないようにしましょう。




もりさき鍼灸治療院
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